こんにちは!
今年もあっという間に後半へと突入しますね。今回は一年の後半に差し掛かると同時に、気の巡りにおいても大きな切り替わりの時期である夏至の過ごし方についてお伝えしていきます。後半もみなさんらしく生き生きと過ごしていけるように、お伝えしていきたいと思います。
「太陽の誕生日」夏至のエネルギー
さて、夏至とは二十四節気のうちの一つで、一年で最もお昼の時間が長い日のことを指します。一年で最も昼間の時間が短い冬至の対となる日です。陰陽は相対的であるためどう区切るかによって陰陽が入れ替わることもありますが、1日を陰陽で分けた場合昼が陽で夜が陰となります。
夏至は一年で最も昼間が長い日であるため、一年で最も陽の気が強い日であるということが言えます。陽の気が最も高まることから夏至の太陽は一年で一番エネルギーが強いと言われていて、古くからヨーロッパの方では夏至に摘んだハーブは特別な効力を持つとされていて、魔除けのためのリースを作ったり、ハーブティーにしたりします。
陰陽論でよく使われる言葉で、陰極まれば陽と転じ、陽極まればまた陰と転ずと言われています。昨今はポジティブな状態がいいとされプラスプラスへと考える風潮がありますが、陽ばかりを追い求めてもいずれは陰に転じることになりますし、陽に大きく振れた分陰もまた深まります。
この陰陽はどちらがいいというものではなく、どちらもなくてはならないものであり、そのバランスを取ることこそが心身を健やかに保つコツとなります。
夏至を迎える準備
夏至に陽の気が極まり、夏至以降は陽から陰へとどんどん変わっていく時期に入ります。夏至の勢いが高まるエネルギーを受けて運気を上昇させていくためには、心身ともに浄化していくことが重要になってきます。夏至に向かって陽の気が高まるため衝動的に行動したり、気が立ちやすくなることも多くなるからです。
心身の浄化を
できれば夏至を迎える前の前日までに瞑想やヨガ・ウォーキングなどで頭をスッキリさせたり、自分の思考を客観的にみて整理していくためにも、今悩んでいることを紙に書き出していくといいでしょう。書き出す時は深く考えず思いつくことをどんどん書いていき、頭に何も浮かばなくなった時点で整理していくやり方をすることで高まった陽のエネルギーを発散させていくことができます。
また、夏至の当日にエネルギーをしっかりと取り入れるためにも、断食やそれに準ずるように軽めのご飯にしておくことで体のデトックスを促しておくといいでしょう。高まった太陽のエネルギーをたくさん受け取るために、空きスペースをたくさん作ってあげましょう。
夏至におススメの食べ物
夏至にオススメの過ごし方の一つとして旬の食べ物を食べるということがあります。これから陽のエネルギーが減り陰へと変化していく中で元気に過ごすためにも、夏至の日に陽のエネルギーを食事から取り入れておくことで変化の中でもパワフルに活動していくことができます。
旬の食べ物というのはその時のエネルギーを一番強く受けた食べ物であり、もちろん栄養価も高くなっています。今は1年中好きな食べ物が食べられるようになりましたが、時期外れの食べ物や養殖は旬の食べ物のエネルギーの半分にも満たないのではないかと言われています。
普段からエネルギーに溢れた食べ物を意識して口にすることで体にも変化を感じることができます。
冬瓜
旬の食べ物で夏至によく食べられるものが冬瓜です。冬という漢字からイメージが湧きにくいかもしれませんが、夏至ごろがちょうど旬にあたる食べ物で夏至に食べる風習がある地域も多くなっています。夏至の食べ物は地域によって様々ですが、それぞれに弦担ぎのような意味合いもありますし、共通する意識として一年の後半も頑張っていけるようにという思いが込められています。
旬の食べ物を食べるということも一つのおすすめではありますが、もっと大切なことは自分の気持ちが上がるような食べ物を食べる、ということです。冬瓜や自分の住んでいる地域の食べ物が好きでない場合、自分が残りの半年を乗り切れるエネルギーをくれそうな好きのパワーがいっぱい詰まった食べ物を食べるといいですよ!!
よし!!という気持ちにさせてくれる食べ物には自分にとって必要なエネルギーがしっかり詰まっています。食べ物からパワーをいただいて、しっかりと自分のエネルギーに変えていきましょう。
夏至のおススメの過ごし方
やりたいことをやる!
心身ともにスッキリした状態で夏至を迎えることができれば、当日は自分がやりたいことだけにエネルギーを注いでいきましょう。ポイントはやるべきことではなくやりたいことをするという所です。やるべきことを優先してしまうと自分の本質と向き合う前に環境に振り回されてしまうことになります。頭で考えてこうするべきというものは、少し置いておいて、自分の心が喜ぶことに耳を傾けてあげることが大切です。
これから陰の気が強くなっていき自然と頭で考えることが多くなるので、今の躍動的なエネルギーが強いうちに自分の本当の気持ちと向き合い、行動し、前向きに計画を立てていくことでこれからの季節もいきいきとしたエネルギーを留めたまま過ごしていくことができます。
宇宙エネルギーを受け取る
夏至は太陽のエネルギーが強いだけでなく、宇宙からのエネルギーを地球で最も感じやすい日でもあります。宇宙からのエネルギーと言っても実感があまり湧かない方も多いと思います。緑が多い公園など、自然や大地とのつながりの中で過ごし、空と一体となるイメージが持てると宇宙からのエネルギーをうまく受け取ることができます。
都会に住んでいて仕事もあり自然が多い場所に足を運べないという人も、普段より自然を感じられる場所を意識するだけで大きく変わります。観葉植物をそばに置いてみたり、 なるべく自然と触れ合えるように工夫してみましょう。エネルギーを受け取るだけでなく宇宙とのパイプをしっかりとつなげておくことで、これからの転換期をいい方向へと導いていくことができます。
夏至のおまじない
日本では、夏至に冬瓜を食べたり、関西ではタコを食べたりなどの風習が残っていたり、ちょうど二十四節季の夏至にあたるころに、各地の神社で半年間の罪穢れを払い暑い夏を無事に過ごせるよう「夏越の祓」と呼ばれる神事などもありますが、ヨーロッパでは大きなお祭りも多く、「太陽の誕生日」ともいわれるこの日を盛大にお祝いします。スエーデンのミッドサマーが有名ですね。
年に一度の夏至の日にしかできないようなおまじないも多く、自分の持ち物をイチジクの木の下に置くと、夏至の魔法で将来のパートナーの夢を見ることができるとか、枕の下に7種類の花を置いて寝ると、夢でパートナーに出会えるなど、将来のパートナーに関するものが多く伝わっていますので、あなたも夏至に見る夢を意識してみると、夏至の前夜に開かれるといわれる妖精界の魔法で、メッセージを受け取っているかもしれません。
朝日を浴びる
1日で最も日が長くなる陽のエネルギーが極まる夏至の朝日は特別です。できたら早起きをして、日の出の数分間だけに存在する、夏至の音をキャッチしてみましょう。その周波数は7.6~8 Hzという帯域の波動で、世界各地に残る、夏至のモニュメントが、すべて夏至の日の出のこの瞬間に合わせているのは、その波動が特別なものだと知っていたからではないかと言われています。
夏至の日の朝までに、心身を浄化して整えておき、日の出の瞬間から年に一度だけ宇宙の源から響いてくる「音」と共振して日の光を浴びましょう。陰と陽、光と影、すべてが存在して包み込まれる瞬間を歓び、宇宙にハートを開いて夏至のエネルギーを受け取ってみてくださいね。それは自宅でもいいですし、パワースポットでもいいでしょう。
今年後半の計画をゆるやかに立てる
夏至以降は陰陽が入れ替わることに伴い運勢の転換期となり運勢をガラッと入れ替えていくことができます。そのためにも自分がどうしていきたいのかをしっかりと見据えて、夏至の日に今年後半の計画を立ててみましょう。自分が思っているよりも余裕を持って計画を立てていくことで陰の気が強まった後半も無理なくこなしていくことができますよ。
夏至以降の過ごし方はとにかく無理をしないことが大切になってきます。これからの半年は、前半に比べて行動に起こすというパワーを作り出しにくくなります。だからこそ夏至の日に、先を見通したゆとりある計画を立てることは、今年後半をハッピーに過ごすための鍵となるんです。あなたの一年が素敵な思い出で締めくくられるための第一歩として、夏至を上手に活かしてくださいね!!
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