「幸せ」の定義は人によって違いますよね。家をきちんと整えて、毎日美味しそうな食材で料理を作ることが幸せという方もいれば、仕事で評価されて昇進するのが幸せという方もいます。
幸せのカタチはみなさん違っても、「幸せではない」ことに共通していることはあります。そのうちの一つが「自己価値観が低い」ということ。
自分のことを、
どうせ私なんて
私が幸せになれるわけがない
私は生きていく価値がない
などと思っていれば、心の底からの充実感や満足感を感じるのは難しいでしょう。
しかし!
あなたが現在もしかして自己価値観が低く、人生にそれほど喜びを感じられていなくても諦めないでください。自己価値観はさまざまな方法で高めていけます。
そこでこの記事では、
存在はみんな等しいということと、もし自己価値が低いとどんな人生になるかということを説明し、自己価値を高める方法3選について解説していきます。
この記事を読んで、自己価値を高めるヒントを探してみてください。
- この記事のまとめ
- 存在はみんな同じく等しい
- 自己価値観が低いとどんな人生になるのか
- 自己価値観を高める方法3選
- まとめ
存在はみんな同じく等しい
もし、「存在はみんな同じく等しい」とあなたに伝えると、あなたはどんな反応をするでしょうか?「それは信じられない。芸能人の〇〇さんと私が同じ価値とは思えない」と思う方もいるでしょう。
ちょっと目線を変えて、魚を例に出してみます。魚の中でも、川で普通に泳いでる名前も知らない魚君と、高額で取引される錦鯉はどちらが存在価値が高いでしょうか。その魚君と錦鯉が一緒に池で泳いていたら、魚君は、「あ。錦鯉さんのお邪魔にならないように端っこで泳いでおこう」と思うでしょうか。
そんなことありませんよね。魚たちはどっちのほうが存在価値が高いとか、自分には価値があるとかないとか考えていません。
人間でも、同じことです。存在はみんな同じく等しいのです。
それが何故、価値があるとかないとか、高いとか低いとか、考えるのでしょうか。それは、私達の「ものごとを見るときのものの見方」に原因があります。私達はものごとを「ありのまま」に見ずに、自分の頭の中にあるフィルターを通してみているのです。そのフィルターは生まれてから今までに、見聞きしたこと、教えられたこと、自分で思い込んだことなどによって形成されます。
先ほどの魚の例でも、フィルターの中に「お金を生むほうが、価値が高い」というものの見方があるとしたら、錦鯉のほうが価値が高いという考え方になりますね。
もし、人の価値はみんな同じというものの見方に同意できないのであれば、あなたの中にどのようなフィルターが入っているのかを確認してみましょう。
自己価値観が低いとどんな人生になるのか
あなたのものの見方のフィルターの中に
年収が多い人のほうが価値が高い
人の役に立つ人のほうが価値が高い
などというフィルターがあったとして、あなた自身がそれに合致していなければ
私は価値がない
という考え方になるでしょう。自己価値観が低いと、どのような弊害があるのでしょうか。
例えば、会社で女性が何人かで集まってヒソヒソ話している現場を目撃したとします。Aさんは、「なにか数人集まって話しているな」くらいの感想しか持ちませんでした。しかし自己価値観の低いBさんは「もしかして私の悪口言っている?」と受け取ります。
他にも、会社で新プロジェクトのメンバーを募集していました。日頃から興味のある分野でとても惹かれます。Aさんは「面白そうだよね~。受かるかどうかわからないけど応募してみよう!」と言っています。Bさんは、「選ばれればとても嬉しいけど、どうせ無理だよね。やめとこう」と応募しませんでした。
このように自己価値観の低い方は、ものごとをネガティブに受け取ったり、最初から無理と決めつけてチャレンジしなかったりしがちです。勝手に人と比べて落ち込んだりもします。
チャレンジしないから成果も出ず、余計に「自分は無理」と思う悪循環になりますね。
「どうせ私なんか」
そう思う人生から抜け出しませんか?
抜け出したい!と思う方は次の自己価値を高める方法3選を試してみてください。
自己価値観を高める方法3選
これから自己価値観を高める方法を紹介していきますが、
これらの方法を試す前に、まずしていただきたいのが
自分を受容する
ということです。
かっこ悪い私でも、できない私でも受け入れる。
「いやいや、こんな私は嫌だから変わりたいの」という気持はわかります。しかし、自分を否定したうえになにか虚構の「自分」を作る作業をしても、安心もできす安定もしないのです。「こんな自分が、自分だ。それでいいじゃないか」と許容したうえで、これから紹介する方法をしてみてください
鏡を使った方法
小さな手鏡を用意しましょう。その手鏡の上下にマスキングテープを貼り、幅2センチほどだけ鏡が見えるようにしましょう。鏡に自分の目だけが映るようにできればOKです。そしてその鏡で自分の目だけを映し、その目を真っ直ぐに見つめ、
「私は私を信頼している。私は私を愛しています」
と、唱えます。
目だけしか見えないようにするというのが、この方法の肝心なところです。実際にしてみるとわかりますが、じっと鏡の中の目を見つめていると、自分の魂を見ているような感じになりますよ。
グラウンディングを使った方法
自己価値観の低い方は、自分の考えが正しいかどうか自分で判断できませんので、人の言うことを鵜呑みにしたり、人に依存しがちです。
自分の行動や選択が間違っていないかを常に気にしますが、正しさというのも実はあやふやなものです。なぜかというと時代や国によってもその正しさの基準は変わりますよね。
それよりも「自分がどうしたいか」「どうしたほうが楽しいか」というのを基準にすると良いでしょう。
私はこれでいいんだという感覚を高めるために、グラウンディングを日々の生活に取り入れましょう。
椅子に座ってグラウンディングする方法もありますが、今回は日常に取り入れやすいグラウンディングの方法をお伝えします。
その方法は、歩いているときにしっかりと自分の足の裏に意識を向けること。きっと、歩いているときに足の裏を意識したことがないという方がほとんどでしょう。
他にも、たまには裸足になって土の上や草の上、砂浜を歩くのもいいグラウンディングになります。土いじりも効果的です。
このようなグラウンディング方法で地球としっかりつながれれば「私はここにいていいんだ」という安心感が芽生えます。負のエネルギーも受けにくくなり、段々とあなたの「これがしたい」という判断でものごとを選択できるようになるでしょう。
手帳を使った方法
自己価値観の低い方は、何かアンラッキーなことが起こった時に「やっぱり」と思ってしまうでしょう。無意識のうちに自分で自分には価値がないという証拠を一生懸命集めているのです。
その悪循環を断ち切る方法が、この手帳を使った方法です。
やり方は簡単。
毎晩寝る前に、手帳に今日起こったラッキーなことを3つ書き出すだけです。
「ラッキーなこと、3つもない!」
そう思ったあなた、本当にそうですか?
そもそも、今朝目が覚めただけでもラッキーですよね。
働いている人は、遅刻をせずに会社に行けたこともラッキーなこと。
身体のどこも痛くなく、1日過ごせたこともラッキーなこと。
そのようなことでいいので3つ書き出します。
これを続けていると「私ってこんなにラッキーに囲まれているんだ」と実感してきます。
今回は自己価値観についてと、自己価値観を高める方法3選を紹介しました。いつからでも、今からでも人は変われます。できないと諦める前に、何かしらできることを見つけて少しずつでいいので変化していきましょう。
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